火を囲む



こんばんは、余韻のノダ タツヤです。


2022年のご予約、全て埋まりました。

ここから先はキャンセル待ちで良ければご予約承りますので、ご希望のお客様はご連絡下さい。










◯催し物のお知らせ◯

グラフィックデザイナー 後藤大樹による個展

「どんな日の生者たち|Living of What Past Periods?」

8日目を終えました。本日も沢山のご来場ありがとうございました。


日曜の晩は沢山のお客様がトークイベントに来て下さいました。

円卓を中心にしてみなさんがお話しする様子は、山で友人達が火を囲んでいるようにも見え、とても暖かく、素晴らしい時間になったのではないかと思います。

後日、トークは配信もしたいと考えておりますので、その際はまたこちらからアナウンスさせて頂きます。



上の写真は、サイアノタイプという技法を使って制作された作品(ポスター)。会場の壁面に展示しております。

サイアノタイプは、薬品を塗布した紙の上に被写体を置き、日光や紫外線に当てると光の明暗が青色の濃淡として表現される技法で、19世紀半ばにイギリスで発明されました。

日本では「青写真」という呼ばれ方をしており、コピー機が普及する以前は、建築の設計図などの複写に多く使われていたとの事(ネットより引用)。

独特な青は藍染めの質感にも近いような気がしていて、聞いたところ昔は久留米絣の図面複写にもこの技法が使われていたようでした。

今回後藤さんがこの技法を使ったのも、生者をテーマにした事と何か関わりがあるような気がしています。



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後藤大樹/グラフィックデザイナー

様々な文化・表現・ことばにデザインを通してかかわっている。

福岡・大分を拠点に活動。

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由布岳には修験道に使われたというルートがいまも残っていて、現在までたくさんの人たちに歩き継がれてきたその道をぼくも歩く。歩きながら、これまでここを歩いてきた人たちのことを想像してみる。彼らの見てきたであろうかつての風景と、いまぼくの前にある風景。2つが現実に重なることはないのだけど、頭のなかで想像していくうちに、ふと見えない彼らの輪郭が見えてくる時がある。幽霊というとおおげさかもしれない。けれど、ここが好きだったかつての彼らがまた山に戻って、木陰のすきまからぼくたちのほうを眺めていたとしても、不思議な感じはしないのだ。そんなことを考えているときは、ふだん感じるよそ者意識の浮薄さと比べると、この場所に少しだけ触れられているような気がする。



2022. 11.13 (sun) – 11.30 (wed)

余韻

住所:福岡県久留米市瀬下町62稲益ビル1F

店休日:月火休 ※ただし11.14(mon)、11.28(mon)はオープン

営業時間:10:00–19:00 ※月曜日:14:00–19:00




それじゃあ今日はこの辺で失礼致します。

また明日お会いしましょう、良い夜をお過ごし下さいませ。





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